当社の標準仕様一覧です。
FPの家~独自の工法と構造~
地盤調査
建物が地盤沈下などにより被害を受けないために必ず地盤調査を行います。
スウェーデン式サウンディング試験
スウェーデン式サウンディング試験は、北欧のスウェーデン国有鉄道が1917年頃に不良路盤の実態調査として採用し、その後スカンジナビア諸国で広く普及した調査を、1954年ごろ建設省が堤防の地盤調査として導入したのが始まりです。1976年にはJIS規格に制定され、現在では戸建住宅向けの地盤調査のほとんどが本試験によって実施されるに至っています。
Option
調査によって地盤改良が必要なときにはその土地に応じた地盤改良を行います。

- ◆鉄鋼抗打設工法
鋼管を支持層まで回転させながら打設して、維持する工法。 - ◆柱状地盤改良
セメント系固化材を軟弱地盤に攪拌しながら柱状に固める工法。 - ◆ハッカクくん圧入工法
オーガーを用いて地盤掘削し、この掘削孔中に八角形断面を有するプレストレストコンクリート杭を建て込み、これに圧入力を指標値とし、この指標値と地盤構成とを比較して打ち止める工法。
基礎工事
地盤の安全が確認できたら基礎工事を行います。
私たちは、ベタ基礎はもちろんですが、通常ベース部、立ち上がり部を分けて、2回コンクリートを打設するところを、特殊金物を使用することにより1回で打設します。
これにより継ぎ目のない基礎が出来上がり、強度の低下や水の浸水を防ぐことが出来ます。
- 今までの基礎
今までの基礎はまずベースのコンクリートを打ち込んでから立上がりの枠を組んでいきます。
- ESB工法
その後、立ち上がり部にコンクリートを打設して完成です。
赤い点線部は継ぎ目となり、水の浸入や強度不足が懸念されます。
おが建の基礎工程


- 1. まず土の湿気から守るためにビニールシートを敷きます。
- 2. 基礎の位置を記すために捨てコンクリートを打設します。
- 3. 捨てコンに墨を出して、鉄筋を組んでいきます。
- 4. 1回うちの要となる浮かし金物 これを使うことにより立ち上がりの枠もベースの上に施工できます。
- 5. 枠を組んでいきます。
- 6. ポンプ車を用いてコンクリートを流し込みます。
- 7. コンクリート打設終了
- 8. 養生後枠をはずして完成です。べた基礎が標準です。
Point

アンカーボルト
多く入れればいいものではなく事前に高さ・位置を正確に決めてコンクリートを打ちこみます。
引き抜きに強いホールダウン16mmを採用しています。

基礎パッキン
ネズミもシャットアウト!換気機能と防鼠機能を複合させたスリット型換気孔と円筒型柱脚構造の基礎パッキンです。

防虫通気材
ねずみやクモなどのむしをいれずに空気を通し、建物の劣化を防ぎます。
構造材
①土台

105㍉厚の断熱材(ESパネル)を使用しています
②柱・梁

建物の要となる構造材はすべて乾燥材を使用し、
柱は和歌山県の杉、梁は乾燥米松を使用しています。
~FPの家の壁~
「FPの家」では、ウレタンフォームを注入発砲し、30トンの圧力をかけて木粋と一体成形した硬質ウレタン断熱パネル「FPパネル」を柱の間に組み込んでいます。
FPパネルには、パネル内部に筋かいを付けたものや構造用面材を貼ったものもあり、断熱材としてだけではなく、外部の力から家を守る構造材としての役割も果たしています。
さらに壁側には通気層を設け、外壁内の湿気を外部へ排出し、木造部分の不朽を防止しています。

FPウレタン断熱パネルの場合

湿気に強い硬質ウレタン断熱材が、屋外からの雨水や室内の水蒸気を遮断するため、壁体内結露の心配はない。
グラスウールの場合

湿気を含みやすい繊維系断熱材は、屋外からの雨水や室内の水蒸気を断熱材内部にためこんで結露の原因に。
~FPの家の屋根~
屋根には、雨露の侵入を防ぐための防水性能と長期間にわたりその性能や形状を保持するための耐風性、耐震性、耐候性といった耐久性能が必要です。また内部空間の居住性に関わる断熱性や遮音性、都市では特に防火性能なども重要になります。
さらにここ数年では、太陽光利用やヒートアイランド対策など多機能・高性能化が期待されています。

~FPの家の床~
床は壁とともに住宅の大切な部分で、床下から冷気や湿気の侵入を防ぐ重要な役割があります。
直接足に触れる床は、健康にも大きな影響を与えると言われています。
また、温度センサーの役割も果たすほど温度差にも敏感なので、
足の裏を通して体で快適さを感じるには、床を一年中自然なぬくもりで保つのが良いとされています。

Point

天井野縁
天井の野縁は通常455ピッチが一般的ですが、長い間にゆがむ事がある為、当社では303ミリとしています。

天井ボード
天井ボードは通常9.5ミリが一般的ですが、長い間に垂れる事がある為、当社では12.5ミリとしています。
家中どこへいっても快適な生活。
それが、高気密・高断熱・計画換気の健康住宅 FPの家です。
高気密

一般的な家のすき間は1平方mあたり5~9平方cmといわれています。
これは家1件にすると、はがき5枚から8枚のすき間に相当します。
FPの家の場合は、すべての住宅で装置を使った気密測定を行い、1㎡当たり1c㎡以下のすき間でないと気密工事をやり直します。
ですから、FPの家は、冷暖房の効率のいい高気密住宅になるのです。
高断熱
FPの家は、通常のグラスウールの2倍の断熱性能を持つウレタンパネルを使用。
冷蔵庫などの断熱材としても使われているウレタンをすき間なく施工したFPの家は外気の影響を受けないため、夏涼しく、冬暖かい住宅になるのです。
計画換気
高気密・高断熱といったら計画換気。必要最小限の新鮮な空気を計画的に取り入れることにより、
1.室内の空気の浄化
2.ほこり・臭気・水蒸気の除去
3.新鮮空気の供給
を実現します。